我が家に3Dプリンターがやってきた
はじめに
この記事は東京高専プロコンゼミ① Advent Calendar 2021 10日目の記事です。投稿日は見なかったことにしてください。
3Dプリンターはいいぞ
高専プロコンが終わった10月中頃、Creality社のEnder-3 V2という3Dプリンターを購入し、それ以来ほそぼそと雑多なアイテムを印刷してきました。今回はそれらの中からいくつか面白そうなものを紹介していきたいと思います。
我が家に3Dプリンターがやってきた!(Ender3 V2)
— MiniSlime (@Isikawa_Ksaburo) 2021年10月13日
そしてこれはお試しで印刷してみたチェスの駒 pic.twitter.com/mQ9iu6LBvH
印刷に使用した3Dデータは自分が3DCAD(Fusion 360)で設計したものとネットから拾ってきたものが半々程度です。後者に関してはダウンロード元のURLも併記していきます。
フィギュアたち + モニター用フィギュアスタンド
メインPCのモニター上の空間を有効活用するべく、モニターの上に設置することができるフィギュアスタンドを自作し、その上に色々な3Dプリンター製のフィギュアを飾っています。
後ろはこんな感じ。固定方法に無理やり感がありますが個人で使用する分には問題ないのでまあよしとします。
また、写真に写っているフィギュア達も右から順に紹介していきます。
岩ピクミン
3DデータはThingiverseという3Dデータ共有サイトにて有志の方が公開されたものを使用しました。かわいい。
ボクセルテレサ
Fusion 360の練習として自作したマリオシリーズのテレサをボクセル化したものです。私はテレサ好きなのでこれから先も度々テレサモチーフの作品が登場します。
3DBenchy ×2
3Dプリンターのベンチマークとして慣例的に使用される船の3Dデータです。造形物の各部の寸法を計測することで3Dプリンターの印刷精度を測定するために使われますが、今回は単純に観賞用として印刷しました。右の方は印刷する際に余分な場所にサポートを生やしてしまったため操縦席の部分が完全に埋まってしまいました。
スノースピーダー
STAR WARSに登場するT-47エアスピーダーとパイロットの人形です。3Dプリント初心者の頃に印刷した作品のため若干造形が乱れている部分もありますが、個人的にお気に入りの作品になっています。3Dデータは恐らくThingiverseから拾ってきたと思うのですが、今探しても見つかりませんでした...。
Snake
関節が鎖のような構造になっており、ジャラジャラと曲げることができる蛇のフィギュアです。大量のパーツで構成されているため普通に組み立てようとすると中々面倒そうな見た目をしていますが、なんと全てのパーツが繋がった状態で印刷することができ、組み立ての必要がありません(すごい)。
クリーパー
言わずと知れたMinecraftの匠ことクリーパーです。足や頭は可動式で好きなポーズを取らせることができます。
テレサ像
Fusion 360の練習として作成したテレサの像です。先程のボクセルテレサと違い、粗削りながらも曲線的な外観をしているのがお分かり頂けるでしょうか。私物のテレサのぬいぐるみから三面図を作成し、3方向から押し出しをすることでそれっぽい3Dデータを作成しました。
クモ
Minecraftのクモです。頭を自由に動かすことができます。
おまけ(ミニスタンド)
ちなみに、今回紹介したフィギュアスタンドの小型版をThingiverseで公開しています。みんなもダウンロードして使ってみよう!
マガジンポーチ
趣味のサバイバルゲームで使用しているガスブロのM1911用に自作したマガジンポーチです。こだわりポイントとして、プラスチックのしなりを利用して爪がマガジンに食い込むようになっており、ポーチを逆さまにしてもマガジンが落下せず保持される仕組みになっています。こちらもThingiverseで公開しています。
トラバサミ
3Dプリンター製トラバサミ(素材の選択ミスにより作動するたびに破損する) pic.twitter.com/bNtUdi5UID
— MiniSlime (@Isikawa_Ksaburo) 2021年11月4日
トラバサミのおもちゃです。3Dプリンターで印刷するのでプラスチック製ですが実物と同様に動作し、中々迫力があります。歯を閉じる力も強く、指を挟むと結構痛いです。
なんでやキーホルダー
これは昨日印刷したなんでや pic.twitter.com/d8DzjzJvP8
— MiniSlime (@Isikawa_Ksaburo) 2021年12月7日
内輪ネタですが、弊学物理教員の名言兼あだ名をキーホルダー化したものです。何故か気に入ったので今でも通学用のカバンに付けて愛用しています。ちなみに、これをカバンに付けるためだけにAmazonで100個入りのボールチェーンを衝動買いしてしまったため現在99個の不良在庫を抱えています。来年の文化祭でキーホルダーでも売ろうかな?
3Dプリンター用ツールホルダー&アクセサリー
Ender-3 V2の筐体に使用されているアルミフレームにはV-Slotと呼ばれる規格で溝が彫られており、この溝にはめ込む形で六角レンチやニッパーなどの工具を掛けるツールホルダーを設置しています。ついでに上で紹介したテレサ像のデータを流用したアクセサリーも付けてみました。
2枚目の写真のツールホルダーは拾い物なのですが、Thingiverseで探してもなぜか見つからず...。一番形が近いものとして以下のようなものがありました。
おわりに
3Dプリンターはいいぞ!
JOI二次予選で爆死しました
はじめに
この記事は東京高専プロコンゼミ① Advent Calendar 2020 14日目の記事です。
JOI二次予選に参加しました
今年もJOI二次予選の季節がやってきましたね。競技プログラミングを嗜まれている諸兄姉におかれましては、日々の精進の結果を存分に発揮し、満足のいく結果を残せたのではないかと存じます。ちなみに自分は爆死しました。
1完+部分点の合計196点でした。どうしてこうなった。ちなみに僕は高専2年生なのでJOIに参加できるのは今年が最後です。さようならJOI。ありがとうJOI。
というわけで、今年のJOI二次予選の振り返りを適当にやっていきたいと思います。
A:往復すごろく
最初はただの簡単なシミュレーションかと思ったが、制約的にきつそうなので考察してみる。
駒の初期位置を境界にして#のマスを左右に分けて考えると、まず初めに右側の#に行き、それ以降は左側→右側→左側...と交互にマスを訪れることがわかった。
後はこれを基に実装するだけで、初期位置の右側と左側にある#マスをそれぞれ別の配列に保持し、交互に抜き出していい感じに加算していくように実装したらうまくいった。
B:パンケーキ
なにこれ(なにこれ)
パンケーキの状態を文字列で保持して条件を満たすまでひたすらBFSで回したらTLEで落ちた。
どうやら明らかに条件を満たさないような操作でも問答無用で遷移をしていたことが原因らしいので、場合分けで上手く乗り切ろうとしたらWAで落ちた。最終結果は74点でした。おわり
C:イベント巡り
なんとなくDPの香りがしたので、
dp[i][j]=開始時刻でソートしたイベントの下からi個目のイベントが始まる時刻にj番目の町にいた場合の今まで参加したイベントの数の最大値
のDPテーブルを立てて雑に遷移させたプログラムをダメもとで投げたら部分点で19点もらえた。やったー
D:安全点検
とにかく部分点が欲しいの一心で問題文を流し読みしながらクソ雑貪欲を書き殴ったら3点もらえた。
E:スパイ2
問題文を見る。なんか無理そうだなと思ったのでタブをそっ閉じした。今思えば部分点だけでも回収すればよかったなと思った。
いかかでしたか?
当初の予定ではA~C問題を開始1時間で片付け、D問題以降をじっくり考察しながら解き進めて栄光の本選ロードへ...などと分不相応な妄想に浸ってもいたのですが、B問題で完全に出鼻を挫かれる形となってしまいました。パンケーキだけは絶対に許さない。
ちなみに余談ですが、巷では今年の本選ボーダーは200~220点ではないかと言われているらしいですね。もし200点ボーダーだったら泣く自信しかないです。それでは。
完全食COMPを食べてみた話
はじめに
こちらの記事は東京高専プロコンゼミ② Advent Calendar 2019 20日目の記事になります。
いんとろだくしょん
突然ですが、皆さんは完全食(完全栄養食)なる食物をご存じでしょうか。ざっくり説明すると、人間が毎日それだけを摂取し続けたとしても理論上生き延びることが可能な栄養素を配合した食事のことで、SFや未来モノではおなじみのアレです。私は完全食をずっと架空の食べ物だとばかり思っていたのですが、どうやら実在するらしいということを1か月程前に知りました。技術の進歩って凄いですね。
私は昔から宇宙食やインスタント食品にロマンを感じまくりながら生きてきた人間なので、完全食にもロマンを感じずにはいられません。ちっちゃな小袋に入ったよくわからん物体(偏見)を適当に口に放り込むだけで食事になるんですよ。まさに科学技術の結晶って感じがしますよね。そんなロマンの塊たる完全食、人生に一度は食べてみねばと半ば深夜テンションで完全食を購入してみたので、レビューと言う程でもありませんが食リポして行こうと思います。
完全食COMPを購入してみた
完全食は国内外問わず数多くのメーカーから販売されているようですが、今回私はCOMPという日本の企業が発売している完全食を購入しました。
ちなみに数ある完全食の中からCOMPを選んだ理由は、「日本の企業が作ってるんだし日本人の舌にもきっと合うやろ!」という安直な発想からです。実際これはそこまで的外れな考えでは無かったらしく、COMPは他の完全食と比較して美味しいという声は結構あるようです。
着弾
注文から約一週間後、無事完全食が我が家に届きました。
オタクに嬉しいステッカー付きです。後で自分のノートPCに貼ることにしましょう。
そういえば書き忘れていましたが、COMPには水に溶かして飲むパウダータイプ、そのまま食べられるグミタイプ、紙パックに入ったドリンクタイプの3種類のバリエーションがあり、今回はパウダータイプを12袋とグミタイプを10袋購入しました。合計で1万円とちょっとくらいです。パウダー12袋とグミ10袋で同じ値段(5000円)だったのでパウダーの方が少しコスパ高めですね。
いざ実食
それでは早速食べていきましょう。COMPは2袋で1食分のカロリーが取れるとのことなので、パウダーとグミをそれぞれ1つずつ頂いてみることにします。
COMP POWDER
シンプルなデザインでシャレオツですね。そして、
中身をシェイカーにブチまけます。シェイカーには家にあったプロテイン(SAVAS)のシェイカーがサイズ的に丁度良かったのでそれを使いました。これに水330ml(公式サイトによると1袋につき200mlが適量らしいですが、それだと若干粉っぽいとのレビューを目にしていたので少し多めにしてみました)を加え、シャカシャカ振ります。
完成です。これで食事の準備は整いました。ここまででおよそ1分半といった所でしょうか。早い!
ちなみに画面の左上に映り込んでいる赤黒の物体は北海道のCandy Laboで売っていたキャンディです。とても美味しいので北海道に行く用事のある方はぜひ食べてみてください。
閑話休題。それでは人生初の完全食、早速食べて(飲んで?)いきましょう。
ゴクゴク...
結構いける。というか普通に美味いぞコレ!味はきなこ風味の豆乳のようで、個人的にはかなり飲みやすいと感じました。もっとケミカル色強めなスムージー版魔剤みたいな味を想像していたので、これは良い意味で期待を裏切られましたね。私個人の感想としては、これなら毎日飲んでも苦にはならなそうです。
実際、自分は一口で一気に飲み干してしまいました。それだけ美味しいんですよマジで。まあ、私は昼食代をケチってほぼ毎日カップラーメンを食べているような人間(いわゆる"購買勢")なので、そもそも味覚がバグっている可能性もありますが。
ちなみに、COMP POWDERは水だけではなくコーヒーやカルピス、コーンスープなど割と色々な物に溶かして飲むことが可能です。私も後日インスタントコーヒーに混ぜて飲んでみましたが、コーヒー牛乳のような味でかなり美味しかったです。毎日食べる事を想定する上でネックとなるのはやはり味に飽きが来てしまうことですが、これなら毎日味を変えながら飽きずに続けられそうですね。
COMP GUMI
パウダーを美味しく頂いた所で次はグミタイプを食べていきましょう。実はこちらのCOMP GUMI、あのUHA味覚糖と共同開発して誕生した製品だそうです。筆者は以前味覚糖から出ているグミサプリ*1を食べていた時期があり、それがかなり美味だったのでなんとなくそれに近い味がするのかなー、と予想していました。なので、食前の期待値は結構高かったりします。
袋を開けると中身はこんな感じです。画像では伝わらないと思いますが、フルーティーな香りがめっちゃします。あと量が多い!これはグミ好きには堪りませんね。
グミ1粒のサイズは大体サワーズグミを2枚重ねた位の大きさです。一般的なグミと比べてもかなり大きめの部類に入ると思います。栄養の塊とも言える完全食ですが、それでも必須栄養素を完全に補うためにはこれほどの量が必要という事なのでしょう。
前置きはここまでにして、いざ実食。
モグモグ...
美味い!この一言に尽きます。フルーツ&ヨーグルトの優しい甘みがクセになる味わいで、つい何個も口にポイポイ投げ入れてしまいます。てか普通のグミとして売ってても違和感がないレベルに完成度が高い。味覚糖さんの企業努力の賜物ですね。
食感は上で挙げたサワーズグミとほぼ同じで、ハードな歯ごたえです。ですが、食べていて歯が疲れる程の硬さでも無く、程よい硬さだと思います。
ただ、当たり前と言えば当たり前ですが量が多いので食べるのに時間がそれなりに掛かりますね。大体10分ぐらいで食べ終わりました。とは言ったものの、正直十数秒ちょっとで飲み干すことができるパウダーが異常なだけで普通の食事に比べればかなり短い方だとは思います。
完食
無事完食。こうして袋を並べてみて初めて気付いたんですが、パウダーとグミで後ろの成分表示のフォーマットが違うんですね。恐らく製造場所の違いでしょう。(グミは味覚糖の工場、パウダーはCOMPの自社工場?)
最終的に、食べるのに要した時間はおよそ15分程度でした。今回は記事に使用する写真を撮影するためにちょくちょくスマホに持ち替えていたので、普段使いする上ではもう少し短縮できそうです。
食事時間が15分と聞くと「別に普通の食事でも食べるのが早い人ならそれくらいじゃね?」と思う方がいるかもしれませんが、完全食の凄いところは調理、片付けの時間が限りなくゼロに近いこと。普通、料理を一から自炊するとなれば30分~1時間は掛かりますし、簡易食の王様カップラーメンですら蓋を開け、種類によっては小袋を取り出してからお湯を入れて3分も待つ必要があります。それが完全食の場合、袋を取って、水と混ぜてシェイカーで振るだけとほぼノータイムで調理*2が完了しますし、なんならグミの場合は袋を開けるだけです。1秒で終わります。また、食べ終わった後の後片付けも袋をプラスチックごみにポイするだけで終わります。めっちゃ楽です。強いて言えばシェイカーを洗う必要がありますが、それでも通常の食事よりもはるかに楽であることは自明でしょう。
そして、完全食を食リポする上で一番気になるポイントと言えば「本当に1食分の栄養が摂れているのか」ですが、体感的な満腹度はかなり高いです。今回私は夕飯としてパウダーとグミを1袋ずつ食べた訳ですが、翌日の朝になってもいつも以上に空腹を感じる、といった事はありませんでした。
総評
さて、ここまで完全食をダラダラと食してきた訳ですが、総評に入ろうと思います。
結論から言うと、めっちゃオススメです。完全なロマンで購入した完全食でしたが、実際に食べてみると時短に役立つ、片付けの必要が無いなどの実用的な側面も持ち合わせていることが分かり、高専生のような常に時間に追われている人種にとってはマストアイテムに成り得る存在なのではないかと思いました。特にCOMP GUMIは少々量が多い点を除けば只のグミと何ら変わらないので、パソコンを操作しながらグミをつまむことだって出来ちゃいます。つまり実質食事の時間を丸ごと削減できる訳ですね。
そんな完全無欠に見える完全食COMPですが、欠点が無い訳ではありません。それは値段です。冒頭でも述べた通り、今回私はパウダー12袋、グミ10袋の合計22袋11食分を1万円で購入したのですが、計算すると1食当たりの値段は1000円弱。ファミレスに行けばそれなりに良いステーキが食べられちゃう値段です。
まあ、私は上でも述べたようにロマンを求めて完全食を買った人間ですので、夢を買ったと思えば安いもんです。実際私はとても満足してます。悔いは有りません。
まとめ
完全食はいいぞ!
余談
上では完全食を「時短できるけど値が張るロマンの食事」のように扱っていましたが、実際の所完全食を日常的に摂取している方はネット上でも一定数見かけます(そもそも、そういう方々がいるからこそ完全食業界が成り立っている訳ですし)。
というのも、調べてみた所今回購入したCOMPは完全食の中でも高級完全食*3とでも呼ぶべきようなブツだったらしく、一般的な完全食の1食当たりの相場は400円前後らしいです(当社調べ)。その代わりCOMPより味は落ちるとか落ちないとか。これに関しては私が他の完全食を食べた訳ではないので断言はできませんが。
例えば、こちらのHuelという完全食は1食なんと190円という驚異のコスパを誇る製品で、日本でも愛飲者が多いそうな。ちなみにイギリス製です。多分そういう事なんだと思います。
でもやっぱり200円弱で飯が食えて時短もできるのは強すぎない...?もしかしたら、近いうちにHuelも買って記事にするかもしれません。来年のアドベントカレンダーのネタにもなるしね(何か月後の話だ)。
そんな訳で、ここまで長々とお付き合い頂きありがとうございました。完全食、皆様も一度試してみては如何でしょうか。
AtCoderで茶色になった話
はじめに
この記事は 東京高専プロコンゼミAdventCalendar② 13日目の記事です。
こういったサイトで記事のようなものを書くのは今回が初の経験になりますが、ちゃんとした文章が書けるように頑張ります。(既にこの時点で怪しい日本語を喋っているような気がしますが、この後さらに悪化すると思われるので温かい目でご覧頂けると幸いです。)
AtCoder茶になりました
茶Coderになれました!!!嬉しい!!!!!!!! pic.twitter.com/0iUds1qQ9s
— 石川幸三郎 (@Isikawa_Ksaburo) 2019年12月8日
タイトルにある通り、AtCoderのレートが茶色になりました。AtCoderというのは競技プログラミングのコンテストを開催しているサイトの名前なのですが、プロコンゼミの部員でAtCoderを知らないという人はまず居ないと思うので説明は割愛します。分からない方はググってみてください。私なんぞの記事よりも1000万倍分かりやすい解説記事が山のように見つかるでしょう。
聞くところによると、競プロ界隈ではAtCoderのレートが上がると記事にして投稿するという慣習があるそうなので、先人に倣って記事を書いていこうと思います。
The first encounter with AtCoder
私がAtCoderというサイトに初めて触れたのは、東京高専に入学してプロコンゼミに体験入部した時だったような気がします。
半年以上前の記憶なのでそこまでハッキリ覚えている訳ではありませんが、プログラミングの体験としてHello Worldを出力するプログラムを書く、という例の儀式をやることになり、その時に実行環境として使っていたのがAtCoderのコードテストだった覚えがあります。ただ、当時の私はAtCoderはおろか競プロという概念すら知らなかったので、特段興味を抱いた訳でもありませんでした。
その後なんやかんやでプロコンゼミに入部し、c++の勉強として AtCoder Programming Guide for beginners (APG4b) を先輩から勧められたのが切っ掛けでAtCoderのアカウントを作成しました。確かこれが5月ぐらいの出来事だったと記憶しています。
7月末にABCに初参加した
2019年7月の終わりに、何を思ったかABC*1135に参加しました。なんでこの日に参加しようと思ったのかは覚えていません。7月~8月と言えば丁度高専プロコンの作品開発が本格的に始まり、進捗を出しまくっていた頃なので、力試し的なノリで参加したんでしょう。知らないけど。
結果としてはA、B問題の2完と初挑戦にしてはまずまずの結果でした。AtCoderに初めて挑む方は出入力や提出の仕方が分からずにつまづいてしまう事が多いと小耳に挟んだことがありますが、自分は上述の通りAPG4bをずっとやって来たこともあってAtCoderの提出システムなどの諸々は理解できていたので、そこで混乱するようなことにはならずに済みました。
8月~10月末
ABC135に参加して以来、コンスタントにABCに参加するようになったかと言うと実はそうではありません。そもそもABC135自体が突発的に参加したようなものだったので、そこで一旦やる気のピークが過ぎてしまいました。それから暫くの間は気が向いたら参加する、といった感じで月に1回程度の間隔で参加していました。
当時の成績はこんな感じです。ちなみに、9/15のABC142では茶・緑パフォのボーダーラインとも言われるC問題を初めてACしています。特にアルゴリズムの勉強をした訳でも、モチベーションが高かった訳でも無いのに何故解けたのかは永遠の謎です。とはいえ、この時期はずっと高専プロコンのタスクをこなしていた時期でもあり、それらを通して着実にプログラミングへの理解を深めて来ていたというのも事実です。それがうまい具合に競プロでも活きたのでしょう。何事も実践が一番!
11月~
11月からは毎週欠かさずコンテストに参加するようになりました。理由は謎です。本当に謎です。
また、A、B、C問題を30分以内に解くという目標を立てて早解きを意識するようになったのもこの頃からです。同じ3完でも30分かかった3完と60分かかった3完ではパフォーマンスに大きな差があり、パフォーマンスが高ければ高いほどレートの伸びも良くなります。実際、10月までは対数関数的に増加していたレートも11月を超えてからは物凄い勢いで上昇を続け、記事執筆時点で約一週間前に開催された12/8のABCでめでたく茶色レートになることができました。嬉しいです。
終わりは突然やってくる
長時間画面に向かって疲れも溜まってきたので雑に〆ます。ごめんなさい。
来年は入水を目標に精進していこうと思います。がんばるぞ。